<2021年1月9~11日 大鬼谷オートキャンプ場>
テーマ:2泊3日の雪あそび
年末年始に続き1月の3連休も寒波到来。
昨年が残念だっただけに
今年は雪の当たり年!
今回向かったのは中国山地の中央に位置し、
年間平均気温が青森県とほぼ同じと言う
庄原市高野町にある大鬼谷オートキャンプ場です。
ここは広島キャンパーなら誰もが知る
高規格キャンプ場であると同時に
雪中キャンプのメッカとしても知られます。
通常広島市内からは中国道→三次東IC→松江道→高野ICという経路ですが、1/9は松江道が積雪のため通行止め。
迂回ルートとして中国道→庄原IC→国道432号を通ってキャンプ場を目指します。
なおディーゼル車なので道中、寒冷地用の軽油を給油します。
この辺りは前日までに約1mの積雪があったそうです。
いよいよキャンプ場へ続く細道。
しっかり除雪してあります。
通常1時間半のところ2時間で到着
でっかい雪帽子の看板が出迎えてくれました。
管理棟もエライことになってます。
受付を済ませ入場します。
肝心の雪は・・・
「最高のコンディション」\(^O^)/
ここが2泊3日を過ごす55番サイト(電源付き)。
もちろんこのままテントを張ることはできません。
車で圧雪しても良いのですが、今回のテーマは「雪あそび」。
せっかくなのでスコップで雪かきし、スノーブーツで踏みならし人力で整地します。
この作業を適当にやると調理や就寝時に後悔するので丁寧に丁寧に。
整地におよそ1時間を要し、その後テントを張ります。
到着から2時間半が過ぎていました。
床の断熱(地面から)
●リビング
ニトリラグマット&ムートン
●寝床
防水シート
マット類(サーマレストやインフレーター)
電気毛布
毛布
寝袋
ちなみに今回の暖房は「薪ストーブ うぇーい」ではありません。
「石油ストーブ」でもありません。
「雪あそび」を優先し
「石油ファンヒーター」と「セラミックファンヒーター」のお手軽2台体制で臨みます。
参考までに石油ファンヒーターはスイッチオンから30秒、セラミックファンヒーターに至ってはスイッチオンから2秒で温風が出てきます。
そのため、濡れた衣類などを乾かすにはもってこいです。
ただし石油ファンヒーターも換気は必須なのでご注意ください。
この日は出発が遅く、設営が済んだら晩飯です。
こんな雪の日のメニューは・・・
「おでん」と「日本酒」できまりです。
晩飯後は子供と一緒にアマゾンプライム観ておやすみなさい。
-2日目-
おはようございます。
今朝は冷え込んだようです。
(最低気温午前6時頃-8.8度)
なお就寝中の暖房はセラミックファンヒーターと電気毛布で快適に寝ることができました。
雪もたくさん降ったようで、テントの端が押し潰されてます。
朝から雪かきに追われます。
幕からは長~い「つらら」
まるで「ライトセーバー」の様です。
昨晩の積雪は30~40センチ
存分に「非日常」を楽しむこととします。
なおこの日のキャンパーは7~8組
大半がファミリーキャンパーさんでした。
当初より大雪が予想されていた今回のキャンプ。
「まったりゆるシャレ」とか言ってる場合ではありません(笑)
装備はできるだけ少なくし、見た目より機能性を重視します。
その一つが「ワンタッチタープ」
おこもり幕であるウトガルドには「靴置き場」がありません。
そこで前室的にワンタッチタープを張り、雪をはらう、雨具を掛ける、靴の脱ぎ履き、荷物の仮置きなどをすることとしましたがとても具合が良かったです。
さらにサイドシートがもう1面か2面あると風雪よけとして◎
色的には鎌倉天幕がピッタリなんですけどねぇ・・・
天気は時折青空、あとはずっと雪。
さて、今日から雪あそび本番!
このキャンプ場で毎年作られるソリすべりコース
見た目30度位ありそうな急斜面。
この日は新雪直後だったため自力でコース作りとなりました。
周り全てふかふかの雪なので6歳児はもちろん2歳児も滑りまくります。
そしてウチ恒例の雪あそび
名付けて「雪スポ」
[やり方]
子供の脇下を支え、お父さんが全力で高い高いをします。
勢いをつけそのまま上へ放り投げます。
すると着地が「スポッ!」
子供はめちゃくちゃ喜びますが、あまりやり過ぎるとお父さんの腰が逝っちゃいます。
次は道具を使った雪あそび
雪中キャンプ必需品の伸縮式スノーブラシ&スクレーパーとスノースコップ
除雪後を見計らい・・・
壁面に穴を掘ること30分・・・
あっという間に雪洞の完成です。
ちなみに冬期登山中、緊急避難(ビバーク)の際はこの雪洞を作り、入口をツエルトなどで塞いで中で暖を取ります。
雪洞の中は0度前後が保たれるので氷点下となった外よりも暖かいためです。
夏のハンモックキャンプに対して冬の雪洞キャンプ。
「どれだけ快適な雪洞を作って寝泊まりできるか」
キャンプブームだし流行らんかな・・・?
15時過ぎ貸切を狙い早めに場内の風呂に入ります。
思惑通り、貸切となった雪見風呂を堪能し、ポカポカです。
そこで子供たちは電池切れ、遅めの昼寝。
ここぞとばかりに薪を買い、焚き火タイム。
雪のためまずはタープ下で始めます。
ようやく小降りになってきたので
あらかじめ作っておいた焚き火スペースへ移動します。
こんなシチュエーションにピッタリな飲み物をご紹介
「雪中焚き火用ホットカクテル」
ブラックコーヒー:5
ブランデー:2
牛乳:2
カルーア:1
シナモンスティック1本
(アルコールの弱い人はブランデー少なめで)
これを焚き火で暖めながら頂きます。
ほんのり甘く、強めのアルコールが体を芯から温めてくれるので雪中にぴったり!
雪中焚き火スペースは焚き火台の周り3方を囲むように雪で壁を作りました。
焚き火台手前に雪のベンチ作ると◎
*雪上焚き火の注意
炭などが落ちるとそのまま雪に埋もれ、雪解け時期にエライ汚いことになるので焚き火後はスノースコップ等で雪ごとすくい取り、火消しツボなどに集め処分しましょう('-'*)
2束分の薪がなくなる頃、子供たちが起きてきたので晩飯です。
明日の朝食も兼ねたホワイトシチューとバケットを頂きます。
ドラえもん観て22時おやすみなさい。
---3日目---
おはようございます。
昨日と比較すると+4度
今朝は比較的冷え込みが緩んだようです。
しかし降雪量は変わらず、さらに積もってます。
幕内からの大型除雪車に2歳児大興奮
しかし、何度教えても「ちょちぇつちゃ」(笑)
#ちょちぇつちゃ 可愛すぎだろ!
朝飯食べたらぼちぼち撤収。
子供たちを嫁さんに任せ手際よく片づけます。
今回減らしたとは言え氷点下のキャンプなのでそれなりの物量でした。
幕内を終え、いよいよ残る大物。
ガイロープの結束箇所にはこぶし大の氷塊ができていました。
これをハンマーで砕きながら撤収を進めます。
ペグは雪の下深くに埋まってるのでさながら発掘作業。
雪も止み、珍しく撤収日和。
2時間ほどで撤収完了
ちょうど12時にチェックアウトとなりました。
名残惜しいですが再びこの雪道を通って帰ります。
帰路、松江道の通行止めは解除されており、
いつものルートでスムーズに帰宅できました。
おしまい。
<教訓>
雪中キャンプは体力勝負!
毎朝晩の雪かき、雪あそび
普段使わない筋肉が悲鳴を上げております(爆)