「キャンプ!」で夫婦喧嘩

Kei2017

2019年11月11日 17:25


「ゴーン、ガシャーン!」


早朝の大きな物音で私は目覚めた。

それは先週行った2泊3日のキャンプから戻った翌朝のことである。



起きてみるとリビングで妻がうずくまっている・・・


私はたずねる
「何が起こったの?」


妻が答える
「何かにつまずいて、足をぶつけたみたい」



見ると左足の小指が腫れあがり、
あらぬ方向に曲がっていた。




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その日

病院での診断は「足の小指骨折」

全治1ヶ月

妻の足はギプスで固定されていた。

不幸中の幸いで入院の必要はない。



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それから数日経ったある日

妻は私にたずねる。

「今週末どうする?」












私は反射的にこう答えてしまった。





「キャンプ!」



うかつにも半笑いしながら...





このあまりにも配慮に欠ける一言に端を発し、筆舌に尽くしがたい夫婦喧嘩勃発・・・



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<2019年11月9~10日 江の川カヌー公園さくぎ>


こうして我が家通算72回目の離婚危機を
乗り越え、合意に至ったのは
「キャンプ」ではなく「コテージ泊」


もちろんどのコテージでも良かったわけでなく、
「ほぼ全てのことを室内で完結できる」必要があったのです。
風呂、トイレ、キッチン、冷蔵庫、電子レンジ完備



定時15時にチェックイン
早速お出迎えしてくれたのは「ヤモリ」

そしてこの時期恒例の「カメムシ」
室内にもその対処法が置いてあるほど。
「刺激せず、そ~っと、逃がしてあげてください」


用意周到、室内遊びグッズあれこれ
10畳の畳部屋で自由に遊んで頂きましょう。

奥に見えるのがキッチン、冷蔵庫
その手前には囲炉裏が備わる

チェックインするやいなや
ビーズアクセサリー作りに夢中
順調な滑り出し

紅葉は例年11月20日前後とのこと
まだ少し早かった・・・

「囲炉裏」があると非日常感大幅UP
まずは火床をきれいにし、


室内に用意してある「炭おこし器」を使って炭に火を付ける
キッチンのガスコンロも使っていいのであっという間に着火



火ばさみで炭を整え
コテージ内、まったり準備完了







しかしこの二人はそれを許さず・・・
キックスケーターと三輪車でくり出します

さらに前日に仕入れたお散歩ペットを連れて文字通りのお散歩





そろそろ晩ご飯の準備。
せっかくの囲炉裏、
それっぽいメニューにしたいところ。
猪鍋、鹿鍋、熊鍋、たぬき鍋・・・
今回は最も手に入りやすい
「かも鍋」にしました
ホントは土鍋を使いたかったのですが吊せなかった・・・


食事後、コテージ宿泊者に渡される「くまみ湯」の無料券を使って入浴。
大騒ぎしていた2人の子供もそろそろ眠たい時間・・・
参考までに炭は管理棟でも販売しています。
300円/kg
調理に使うだけなら1kgで十分
今回、チェックインしてから夜10時頃まで使った量は3kgほど







そしてついに囲炉裏での大人時間到来。
まずは「スルメ」を炙ります。
たとえコテージ泊であっても、
「ユニフレーム マルチロースター」などの
「マイギア」を持参する健全キャンパー。



次に「チーズの生サラミ巻き」を炙ります。



そしてこれらをつまみに地酒を冷やで頂く。
「こ、こりゃ、たまらん!」

つい先日まで大戦争が繰り広げられていたことも忘れ
イイ気分です・・・

こうして無事初日終了しました。





---2日目---


朝食は昨晩の残り出汁を使った「カモ雑炊」
「こ、こりゃ、うめぇ!」





チェックアウトは午前10時ですが、
「乾燥」させるものがないので余裕です。
積載も然り。



コテージを後にし、同じ三次(みよし)市にある
子供の室内遊び場「森のポッケ」へ向かいます。
ここは70分入替制なので大混雑することがありません。
加えて当日は天気が良かったこともあり、
スタッフの方いわく
「日曜日にこんなに空いてることはめずらしいですよ」



午後からは三次ワイナリーやトレッタみよしで過ごし昼食や買い物を済ませました。

こうして波乱の幕開けであった今週末のお出かけは無事終了したのでした。











本ブログタイトルにつられ
訪問された諸兄に捧ぐ

<教訓>
骨折した嫁さんを
軽いノリで「キャンプ」に
誘うと悪夢がやってくる













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