ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 中国 今月の特選ブログアウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

まったりゆるシャレキャンプ

まったりとゆるーく、小洒落たキャンプを目指して。
しかしその道のりは険しい・・・

薪ストーブキャンプ 実践編その2

   

薪ストーブキャンプ 実践編その2


関連記事はこちらからどうぞ。





前回記事「薪ストーブキャンプ 実践編」では薪ストーブの運転と薪の調達と言う基本的な部分に触れてみました。

そこで今回は「キャンプならでは」の視点をメインにお伝えしてみようと思います。
薪ストーブキャンプ 実践編その2


こんな内容です。

●煙突の固着

●子供が居る場合の幕内レイアウト

●熱源の利用

●撤収・掃除





●煙突の固着

接いで使うタイプの煙突は接合部が焼き付いてしまうことがあります。

焼き付くとどうなるか?

煙突の分解ができなくなるので撤収に超困ります。

これは金属同士を押し付けた状態で一定の温度をかけると金属原子の拡散が起こり結合することが原因だそうです。
#原子の拡散?なんだそれ?

前記事にもありますが稼働中の薪ストーブの温度は数百度にも達します。
そこで金属結合の条件が整ってしまい薪ストーブから煙突がはずれない、煙突同士がはずれない、となるわけです。


そこで「ロックタイト」という焼き付き防止剤の登場です。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
これは火入れ前にペースト状の本品を煙突の接合部に「丁寧」に塗ることで焼き付きを防いでくれるものです。
薪ストーブキャンプ 実践編その2

薪ストーブキャンプ 実践編その2
以前これを「適当」に塗ってしまった結果、煙突同士が焼き付いてしまったことがあります。
それを外そうと男2人がかり全力でねじったり、引っ張ったり、叩いてみたりの四苦八苦、最後は尻餅着きそうになりながらやっとの思いで外れました。それ以来、丁寧に塗ってます・・・





煙突ついでに・・・

現在の薪ストーブの使用環境はこちらです。

幕:バランゲルドーム8-10(最大高210cm)
薪ストーブ:ロマンチカル(脚長さん付き)
煙突:マトリョーシカ煙突(210cm)

この組み合わせで幕から出る煙突の長さは50cm前後。
距離が足りず煙突からの火の粉でちょくちょく幕に穴があきました。
薪ストーブキャンプ 実践編その2

そこで今シーズンから煙突を1節足すこととしました。
1節は47cmあります。
これで幕から約1m煙突が出ることとなるので穴あきの軽減を期待してます。薪ストーブキャンプ 実践編その2
#穴があけばふさげばいいよね




●子供が居る場合の幕内レイアウト

特に幼児がいる場合は最大限ここに気を使う必要があります。
もちろん口が酸っぱくなるほど伝えますが、何をしでかすか分かりませんし、ふとした拍子につまずくことも考えられます。
従って物理的に薪ストーブを囲むのが手っ取り早いと思います。


しかし相手は「伝導、対流、放射」全ての熱の伝わり方を備える強者です。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
#中学校理科をググったのは内緒です



クーラーボックスや木製テーブルなどを安易に薪ストーブ脇に置いてしまうと「放射」の餌食となり、溶けるかこげるか・・・

薪ストーブに固定ガードなど取り付けようものなら「伝導」の餌食となりガードそのものがアッチッチ・・・


そこで薪ストーブを中央に設置したリビングはこんなレイアウトとしています。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
薪ストーブを金属製の囲炉裏テーブルで囲みその周りにギアやイスをレイアウト。

当初は木製の囲炉裏テーブルを置くつもりでしたが、薪ストーブの爆熱に耐えられるか不明だったので金属製のものを急遽調達した経緯があります。

ちなみにこのレイアウトでも薪ストーブ側の金属テーブルは触れられないほど熱くなります。薪ストーブキャンプ 実践編その2
そして一番大切なのが大人の見守りと、薪ストーブ運転中は子供だけにしないこと。

レイアウトとは別の話ですが幕の通気口を常時2箇所開放しています。
一酸化炭素警報器も持参しますがほぼあてにせず、定期的に換気します。






●熱源の利用

せっかくなので暖を取る以外にも利用します。
中でも便利なのがケトルのお湯。
当然ですが稼働中はずーっと沸いてます。
コーヒー、湯煎、お湯割り、洗い物など冬キャンプに欠かせないお湯が常時あるのはとても便利です。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
合わせて熱で回るファンを置いておくと幕内の空気が撹拌され室温の均一化に役立ちます。
(電気式でももちろん同様です)
↓これからイイ季節ですな~
薪ストーブキャンプ 実践編その2
もちろん肉も焼けます。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
天火でピザも焼けますが、薪ストーブ本体の底はそんなに温度が上がらないので時間がかかります。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
ぜんざいを湯煎しながら餅焼いてます。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
料理好きな方であれば炉内をオーブンとして使うこともできるようです。





「薪ストーブの燃焼」のところで一つ忘れていたことがあるのでここに追記します。
薪ストーブによってはこちらの「ロストル(火格子・炭床)」が別途必要になります。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
これによって炉内の底板を熱から守ったり、空間を設け燃焼効率を上げたりします。
据置の薪ストーブは「灰」をためておくことでその役割を果たすそうですが、持ち運びする薪ストーブ内に灰をためておくのは抵抗があるのでウチではこのロストルを使っています。





●撤収
薪ストーブキャンプ 実践編その2

撤収日朝、薪ストーブを稼働させるか否か・・・
この選択を強いられます。

●稼働させると撤収に時間がかかり、チェックアウトが・・・

●いや、そもそも稼働せず氷点下を乗り切れるか・・・


ウチが持参する暖房器具は薪ストーブと小型のセラミックファンヒーター(結露防止用)の組み合わせが多く、撤収日とは言え朝方の冷え込みには絶えられず起床後直ちに薪ストーブを稼働させていました。
#同時に石油ストーブは積めないのです



ご存じのように石油ストーブはダイヤルを消火位置にすれば火種がなくなるのでそこから冷却が始まります。
冬などは意外と早く触れる温度になりますよね。

しかし薪ストーブの場合は吸排気全閉の消火モードにしても炉内の薪(熾火)がすぐに消えるわけではありません。
空気を完全に遮断するわけではないので場合によっては長時間燃え続けています。

そこでこちらのタイミングで撤収したい場合は火がついた薪や熾火を炉内から取り出してやることとなります。

その作業にはこれらの道具があると便利です。

●火ばさみ
これは焚き火でも使うので説明不要ですね。


●火消し壺
これに炭をポイポイ放り込みます。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
・密閉する容器でないといつまでも火が消えません。
・壺そのものが高温になるので特に芝などの上に直接置かないようにしましょう。
・これを忘れると切った空き缶に炭を入れ、場内の炭捨て場まで運ぶ苦行が続きます。



●ジュウノウ(炭スコップ)
薪ストーブの中にたまった灰などをすくいます。
薪ストーブキャンプ 実践編その2
●アッシュスクラッパー(火かき棒・灰かき棒)
薪ストーブ運転中、薪を足す際にこれで熾火を崩し、平らにすると薪全体にスムーズに着火します。
また、撤収時炉内の灰をかき集めるのにも便利です。



このような道具を使い、炉内から火種を取り除き本体が冷えるまでの時間を計算しながら撤収するとロスが少なくなります。

#デイ付けた方がよくね?



●薪ストーブ(煙突)の掃除について

薪ストーブを使い続けると煙突にタールなどが付着し、堆積します。
特に含水率の高い薪を燃やすことでより多くのタールが発生します。

大量のタールが付着した状態で薪ストーブを運転すると・・・

最悪のケースで「煙道火災」が発生します。

これは煙突内に付着したタールが発火し、煙突温度1,000度以上、轟音と共に煙突先端から炎が吹き上がると言う、それは恐ろしい状況です。
主に据置型薪ストーブでの話しだとは思いますが、キャンプでこんなことは想像したくありません。
(気になる方はググってみてください)

煙道火災が起こるかどうかは別にしてもこのようなブラシで定期的に煙突内を掃除することで安定したドラフト、燃焼が得られます。
薪ストーブキャンプ 実践編その2







・・・と、いう訳でここまで「薪ストーブ」について
私が学んだり実践したりしたことをご紹介しました。

*なにぶん初心者なので内容に不備があればどうぞご指摘ください!







--最後に--

幕内に石油ストーブや薪ストーブを入れた冬のおこもりキャンプはとても魅力的です。
しかしこれには火傷、火災、一酸化中毒などのリスクが伴うことを十分に認識する必要があります。

●「幕内に薪ストーブ、設置も完璧、換気も十分!」

しかし・・・いつものクセで幕のペグダウン横着してて、「またたま」強風にあおられ幕が倒壊、同時に薪ストーブが倒れ、火災発生。

あるいは・・・暗くなりガイロープに引っかかり横引きした煙突が倒壊。

●「幕内に石油ストーブ、寒いからと子供を幕に入れ、大人は外で焚き火」

いつも調子良い石油ストーブ・・・だけど「たまたま」芯の調子が悪くなり、不完全燃焼、一酸化炭素中毒発生。

道具や自身を過信せずあらゆる事態を想定・準備し、万全の注意を払いつつお楽しみください。

#と、えらそうに言ってる私が一番注意必要デス!












<愚痴>
拝啓
チャンホン様
あなたのおかげでキャンプの
準備に追われることなく、
無事ブログが書けました。

ありが・・・・・・・



いや、礼言うのヤメタ。

















このブログの人気記事
ファミリーキャンプ復帰しました。
ファミリーキャンプ復帰しました。

積雪150cmのファミリーキャンプ
積雪150cmのファミリーキャンプ

3泊4日年越し雪中キャンプ
3泊4日年越し雪中キャンプ

予期せぬ雪中ファミリーキャンプ
予期せぬ雪中ファミリーキャンプ

薪ストーブ試運転キャンプ
薪ストーブ試運転キャンプ




この記事へのコメント
台風の影響思ったほどないですね!
天気予報もまずまず。出撃されましたかね~?

さて。薪スト大作記事!さぞ労力をかけられたと推察しますが
とってもわかりやすく、薪スト導入を検討されている方々にとっては
非常に参考になる記事ですね(^-^)v

で、私はと言えば…
やっぱり薪スト無理ですわ(笑)
コスト、重量、薪問題もさることながら、根本的にメンドクセ~(笑)
特に1泊だとまず持って行きたくなくなります(^_^;

ただ、やっぱり魅力的なのは間違いなく、
いつかは使ってみたいですね!
とりあえずソロ用のコンパクトなのかなーっと。
真冬に半袖はキャンパーの憧れですね♪
ゆうにん
2020年10月10日 12:10
ゆうにんさん

おはようございます。
返信遅くなりました!
ご想像通り「出撃」してました。

薪スト記事、当初は備忘録と今シーズンの予習兼ねて書き始めたのですが、どんどん内容が増え結果読み返すのがが面倒(笑)

薪ストは確かに1泊だとメンドクセ-です。
ちなみに2泊以上でもやはりメンドクセ-です(爆)

ブームもあって今年も新しい薪ストーブがあちこちからデビューしてるみたいだし、近いうちにゆうにんさんに「使ってみたい」と思わせるものが出るかもですね。

ブログの継続年数、質、ボリュームそしてペトロマックス愛用者。
これらのことからゆうにんさんは決してめんどくさがりではないと思います(笑)

Kei2017Kei2017
2020年10月12日 09:59
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
薪ストーブキャンプ 実践編その2
    コメント(2)